大人の情報誌「りらく」2008年3月号掲載記事より

5年後、10年後の医療を考えた予防医学を積極的に取り入れ、
街の「かかりつけ医」として、未来を担う専門医。
長年にわたり消化器診断学の研究に携わり、平成20年には仙台市医師会学術奨励賞を受賞。早期発見、早期治療から予防医学変わりつつある現在、「かかりつけ医」として、地域医療を支えるクリニック。
長野院長は長年食道、胃、大腸などの“がん”の早期発見に力を注ぎ、多くの人の命を救ってきた専門医。以前は仙台オープン病院などで、消化器を専門に診断、治療、最先端の医療研究を続けてきました。その経験と実績で、仙台市民の医療に貢献しています。
2008年1月には長年にわたり消化器診断学の研究に携わり、特に食道表在がんのレントゲン内視鏡の確立をした功績に対し「仙台市医師会学術奨励賞」を受賞しました。今後は平成20年4月から導入される「特定健診・特定保健指導」にも力を注いでいきたいそうです。
これまでの「病気を早期発見する健診」から、いわば「生活習慣病予防のための健診」に生まれ変わる「特定健診・特定保健指導」は、医師と保健師、管理栄養士のチーム医療で患者をサポート。病気になる前の予防医学を強化することで5年、10年後の医療を考えたシステムです。投薬をしている方は対象にならず、病気予備軍を拾い上げる健診で、全てIT化され厚生労働省に報告することで日本全体の病気予備軍を把握することができます。
さらに医師と保健師、管理栄養士が細やかな生活指導をすることで、病気を未然に防ぎ健康で生き生きとした生活をサポートします。
「仙台市医師会が一丸となってこの制度を積極的に推進しています。私も地域のかかりつけ医として十分な指導を行い使命を果たして行きたいですね」と話す長野院長。病気を未然に防ぎ、これからの長い人生をそっと支えるクリニックです。
お役立ち健康ひとくちメモ
平成20年4月より特定健診・特定保健指導が義務化されます。
平成20年4月より糖尿病、高血圧、高脂血症などの「生活習慣病」の該当者、予備軍を減らすため、内臓脂肪型肥満(メタボリックシンドローム)に着目した生活習慣病予防対策が導入されます。今までは「早期発見」「早期治療」のための診断でしたが、これからは
「生活習慣病予防」のための特定健診・特定保健指導も重視されていきます。
40歳から74歳の方が対象になり、まず腹囲の大きさでふりわけられ、血圧、コレステロール、高脂血症、糖尿病の有無などを調べて行きます。健診後には保健指導を徹底し、受信者自身が生活習慣病妨げるようなサポートもはじまります。生活習慣を見直し、健康的な生活を送るためにも、特定健診を受信しましょう。


大人の情報誌「りらく」2006年9月号掲載記事より

食道・胃・大腸などの癌の早期発見に
カを注ぎ多くの人の命を救ってきた専門医
「自覚症状がほとんどない消化器系の癌は、何よりも早期発見が重要」と話す長野院長。長年消化器科を専門に診てきた経験と実績で、より安心できる地域医療を。長野内科胃腸科院長 長野正裕
 初代院長・故長野正行医師が昭和35年に開業され、平成10年に2代目として院長に就任された長野正裕医師。
仙台オープン病院などで長年消化器を専門に診断、治療、研究を続けていた専門医です。
「ここ数年の医学の著しい進歩で癌の診断治療も変化しています。今は胃がんを抜いて肺がんの数が増えています。また胃がんの10分の1の発生率の食道がんも高齢の男性に限ってみれば胃がんと同じくらいの発生率になっています」という長野院長。特に癌にかかりやすい「ハイリスクグループ」としては・約55歳以上の男性(女性に比べて7-8倍の発生率)飲酒家(特に濃い酒をストレートで飲んでいる人は注意)喫煙家・喉頭がん、咽頭がんの経験のある方が上げられるといいます。「それぞれのがんによって自覚症状は違いますが、その症状が出たときにはかなり癌も進行していることが多いのです。自覚症状のないうちに癌を早期発見するためには内視鏡検査をおすすめします」
 現在ファイバースコープは改良され、細く柔らかくなっているため苦痛も少なくなっているそう。また咽頭反射(吐き気)を抑える薬を使うことも可能になっています。通常の内視鏡検査は約5分。その問に食道、胃、十二指腸、を診ることが出来ます。病変が見つかった場合はその場で精密検査をするので安心。
 「健康だと思う人でも年に1回は内視鏡検査を。ハイリスクグループに入ると思われる方は半年に1回の検診をおすすめしています。もし癌が発見されても早期の小さな癌は内視鏡で取れるのでダメージも少なく、手術後の回復も早い。まずは誕生日の月に検診を受けてみて欲しいですね」と話す長野院長。
 「胸やけがする。食欲が無い。胃のあたりが痛い。下腹部が痛い。便がいつもより黒い、血が混じる。下痢が止まらない。便秘になった。食べているのに体重が減る。このような時は、是非いらしてください。胃レントゲン検査、胃ファイバー(胃カメラ検査)、腹部超音波検査、大腸レントゲン検査、大腸ファイバー検査等、全て行っております」
まずは定期健診で自分の身体を守っていきましょう。

お役立ち健康ひとくちメモ
長年悩んでいた胃潰瘍はピロリ菌の除菌で治る!

空腹時、胃が痛んだときは胃潰瘍が疑われます。
胃潰瘍とは胃の粘膜に口内炎のような白いもの(白苔)ができる病気。
悪性の病気ではありませんが、胃潰瘍ができたところに運悪く血管が顔を出していると大量出血し、出血性ショックをきたすことがあります。
最近、注目される原因としてヘリコバクター・ピロリ菌(以下ピロリ菌)があります。
このピロリ菌は細菌なので抗生物質が効きます。平成12年11月から保険適応になったので、潰瘍がなかなか治らない方は抗生物質を飲んでピロリ菌をやっつけましょう(除菌療法)。
また除菌療法に加えて、強い制酸剤であるプロトンポンプインヒピター(PPI)、
、H2ロッカーも開発され、開腹手術をしなくとも内科的な内服治療で治せるようになりました。
(取材協カ長野内科胃腸科)